こんにちは。
術後機能回復運動指導士の
fascia及び
自律神経コンディショニングストレッチ担当の大野です。
「セロトニン」
この言葉を聞いたことはありますか??
セロトニンとは人間の体内で作れる脳内伝達ホルモンのことです。
現代人には特にこのセロトニンが足りていないので、啓蒙のためにこのタイトルでブログを書いています。特にコロナ禍で不健康が急速に進んでいる中で不足に拍車がかかっています。
セロトニンとはどのような役割をするホルモンなのかを紹介します。
・副交感神経を働かせる
・気持ちをリラックスさせる
・身体を覚醒させる
・痛みを鎮静化させる
・抗重力筋を働かせる
● 副交感神経を働かせる
胃、腸、肝臓、肺など内臓のほとんどが副交感神経で活発に働きます。
副交感神経が働かない身体は内臓が働きません。副交感神経神経は、良質な睡眠、良質な食事(消化・吸収)、体温や血圧を健康的に保つことにも関わっています。
副交感神経を働かせないと内臓の健康も、良質な睡眠も、身体の総合的な健康も手に入れられないのです。
● 気持ちをリラックスさせる
セロトニンが脳内に働くと“幸福感"が得られます。セロトニンは心を癒す働きがあります。
日々、様々なことがある中で心が荒まないでいられるのはこのセロトニンがしっかり体内で作られて、脳内で作用してくれるからです。
セロトニンは幸福物質です。
● 身体を覚醒させる
少し勉強している人は『えっ?身体を覚醒させるのはドーパミンやノルアドレナリンじゃないの?』と思うかもしれませんが、実は朝の覚醒はセロトニンの役割です。
セロトニンの覚醒で始まる1日は非常に爽快感に溢れています。
朝がしんどい、朝はイライラする、朝は身体がだるい…
そんな方はセロトニンが不足しています。
特にセロトニンは更年期になると不足すると言われているので、女性が50代に差しかかると朝がとても辛くなります。それは女性ホルモンの低下とともにセロトニンも低下するからかもしれません。
● 痛みを鎮静化する
セロトニンは痛みで興奮している神経を抑制する作用を持っています。セロトニンが1日の中で何回も分泌する習慣がある人と、セロトニンの分泌が非常に少ない人では痛みに対する耐性が全く違います。
『なんでそのくらいで痛いの?』
ちょっとのことで痛がる人、過去に周りにいませんでしたか??
『この人痛みにすごい耐性があるな〜』
痛みに対して耐性が強い人も周りにいますよね。
痛みに弱い人、痛みに強い人を決める1つの要因にセロトニンが関わっているのは間違いありません。
また中々痛みが治らない。
そんな時にもセロトニンが関わっています。
-夜寝れない
-お腹の調子が良くない
-うまく便が出ない
-イライラしてしまう
セロトニンが出づらい体になっています。
● 抗重力筋を働かせる
姿勢が悪くなる。
そんな原因にもセロトニンが関わっています。
セロトニンは抗重力筋と呼ばれる
背中、首、お尻、お腹、脚の筋肉が
働く力を助けます。
年齢によって姿勢が悪くなる。
この原因にセロトニンも関わっています。
このようにセロトニンは健康のホルモン、幸せのホルモンとも言われています。
しかも、このセロトニンは95%が腸で作られるという研究結果も存在します。
内臓の調子が悪くなると副交感神経の能力が低下し、さらにセロトニンが作られない状況になりより副交感神経が働かなくなる…。
恐ろしいですね。。。
私かも!?
と思った方は3つのことを意識してください。
① 朝、朝日とともに早く起きましょう。日の光を15分間は浴びてください。セロトニンが作られます。朝早く起きるには夜も24時以内に寝ましょう。
② 運動をしましょう。特に朝ウォーキングやランニングは非常にセロトニンが生成されやすいです。有酸素運動にはセロトニンを生成する力があります。週4日1日20分程度でも効果が現れます。
③ 人に感謝しましょう。あなたが人を恨めば恨むほど、イライラすればするほどセロトニンの分泌を抑制します。ほっこり、ニコニコ、ありがとうなスタンスがセロトニンが分泌します。
まずはここまで。
運動、睡眠、食事に加えてセロトニンも意識してさらに健康的な身体を手に入れていきましょう。
脳内科学物質は色々ありますので、また色々紹介できればと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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