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~術後の早期離床を目指して〜              術前から自律神経を調整する意義 

今回の記事は術後機能回復プロジェクトの生理学担当の長田美紀講師

助産師であり、看護師、ピラティスの講師でもある長田さん。

実は彼女は婦人科系の病気をタイムリーに患い、この記事は術前の記事です。

プロ意識が半端ないです💦


次回は術後のお話もお伝えしていきます。

自律神経は自分でコントロールが難しいですが下記の取り組みで少しでも

バランスがとれるなら助かりますね。








今回は、手術前に出来る自律神経のバランス調整についてです。

手術前は、"不安" "緊張"で交感神経優位になりがちです。

これでは、血流が滞り筋肉が硬くなりリラックス出来ません。

出来るだけ万全の体調且つ、心の安定をキープして手術を受けることは、早期離床に大きく影響します。

早期離床は、術後合併症、筋力低下防止に不可欠です。

自律神経は、自分の意志でコントロール不可ですが、深呼吸は唯一自律神経のコントロールが可能であることが、科学的に分かっています。

本日は、術前でも簡単に出来る

"深呼吸"による自律神経調整方法と、その効果をお伝え致します。

1番簡単にいつでも出来る深呼吸を是非、習得して頂きたいです。


目次

1、深呼吸の方法

2、深呼吸の効果


1、深呼吸の実践方法

・深呼吸の方法

鼻から3秒〜4秒かけて息を吸い 口をすぼめて6秒〜8秒かけて出来るだけゆっくり長く息を吐きましょう。

この呼吸法は1日1回 3分程度が目安です。

出来れば毎日、習慣的に行いましょう。

この呼吸法を行うことで、浅くなりがちな呼吸がゆっくり深くなり自律神経が整いやすくなります。

深呼吸の効果(術前)

深呼吸で得られる効果は様々あります。

① 心が落ち着きます

② 血流が増えて筋肉が緩み強ばり がとれてリラックスします


但し、深呼吸するために胸郭の柔軟性をアップさせることは不可欠です。

もちろん、深呼吸を習慣化させることで胸郭の柔軟性はアップ出来ます。

その他にも色んな方法がありますので、またどこかでお伝え出来ればと思います。

深呼吸の効果(術後)

①末梢の血液を増加させる

副交感神経が優位になることで、血管が拡張し、末梢に流れる血液の量が増加します。

末梢血管が拡張することで身体に栄養・酸素を隅々まで行き渡らせ身体の回復を促進させます。


②免疫細胞を活性化させる

副交感神経が優位になることで、腸内環境が整い免疫細胞が活性化します。

このことは、術後感染症の予防に役立ちます。


③疼痛コントロールが期待出来る

副交感神経優位になることで、痛みを感じにくくなり且つ、薬が効きやすくなる下地を作ることが出来ます。

例えば、開腹手術1日目から歩行開始です。

痛みを理由に寝たきりは許されません。

痛みの緩和を図りながら動くことが大切です。

手術に対する不安や緊張が強い場合は、痛みは強く感じられます。

硬膜外麻酔による鎮痛剤注入、坐薬、内服薬、注射等で、疼痛コントロール可能ですが、自分で出来る疼痛コントロールの方法として深呼吸は有効です。


④不安感の軽減、リラックスが期待出来る

深呼吸を行うことで、マインドコントロールによる落ち着きと安心を感じやすくなり早期回復が促されます。



最後に

ここまで読んで頂き感謝致します。

自律神経バランス調整方法は沢山ありますが、今回は深呼吸をお伝えさせて頂きました。

普段あまり意識していない呼吸を見直し、楽に深呼吸が出来るようになると上記のような効果が得られます。

術後の身体作りの1つとして生かして頂けることを期待します。

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