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術後の早期離床を目指して~術前準備の意義~


助産師、看護師そして先日、婦人科系の手術を余儀なくされ

実際のリアルな思いを寄せてくれる長田美紀講師のメッセージです。



病気の診断が確定し、手術迄1〜3ヶ月待ちという状態は珍しくありません。

この期間に余程 、体調不良でなければ術後1日目からの歩行に備えて準備出来る事があります。

早期離床は、術後合併症予防、筋力低下防止、メンタル面では、不安の軽減、社会復帰への自信につながるなど多くのメリットがあります。

婦人科開腹手術経験者として術後、安全に歩行するために実践したことをまとめてみました。


目次


1.歩行に必要な下肢の筋肉を出来る限り減らさず強化しておく

2.転倒防止に重要なこと

3.メンタルヘルス


1.【歩行に必要な下肢の筋肉を出来る限り減らさず強化しておく】

下肢筋肉は、全体の70%を占めます。

1日寝たきり生活で、約0.5%の筋肉が失われるそうです。

通常生活で加齢による筋肉減少率が年間1%ですから、寝たきり生活2日間でなんと!1年分の筋肉を失ってしまいます。

実践

① 筋肉成分であるタンパク質を積極的に摂る。

例えば、豚肉180g当りタンパク 質は19.1g程度含有

成人女性が1日に必要なタンパク質は、50gです。

いろんな食品を組み合わせてタンパク質50g/1日摂取を心掛ける。


②人体最大の複合筋と言えば、

大腿四頭筋です。

この筋肉を強化しておく。


大腿四頭筋筋の働き

・膝を伸ばす力によって上半身を持ち上げる。

・立ち上がり動作。

・歩行動作。

実践

🌺スクワットをする(体調に気をつけて)

効果

鍛えられる筋肉

・大腿四頭筋

・大殿筋

・ふくらはぎ(第2の心臓の役割りとしてポンプ作用による血流アップが期待されます)

・ハムストリング


🌺大きく足踏みする

効果

体幹強化 、身体の歩行リズム強化が期待出来ます。


私の場合、1週間入院で筋肉スコアが標準→少な目に落ちました。

(タニタインナースキャンによる測定)

体重は、1kg減。

術前術後で太腿周りのサイズ測定をしておけば良かったと後悔。

見た目 太腿は細くなっていました。



2【転倒防止に重要なこと】

①全身の筋力向上のために、日常生活の中で見直せることがあります。


実践

◎正しい姿勢で過ごす。

正しい姿勢とは?

例えば、立位の時

顎をひく

背筋を伸ばす

お尻 お腹を中心に引き寄せる

膝を伸ばす

(体調不良や痛みがある時は無理しないように)


効果

抗重力筋(背中 お腹 お尻 太もも ふくらはぎ)を鍛えることになります。


②歩行時、つま先がしっかり上がる。

足関節(足首)の背屈 を柔軟にすることで、つま先を上げて踵から着地する安全な歩行が出来ます。

足関節の底屈は、立位の維持、歩行時、地面を蹴る働きをします。


実践

◎足指の間を広げ、グーチョキパー足指ジャンケンする

◎壁に手をついてつま先立ちする。

◎足を真っ直ぐ伸ばした状態で、つま先を天井に向けたり、足裏を地面に着けたりを繰り返す。

◎足指全て、地面から持ち上げ指を1本づつ地面に置いてみる。


効果

足指が使いやすくなり、転びにくくなります。


・入院先では、スリッパではなく 踵を覆う靴を選びましょう。

・クロックス系サンダルは、地面に吸い付いて、つま先が上がりにくいので、つんのめり易いため注意が必要です。 


3【メンタルヘル】

セロトニン分泌促進!

セロトニンは、95%腸内で分泌される幸せホルモンです。

快眠に必要なメラトニンのエサになります。


実践

◎朝日を浴びる→分泌促進されます。

◎早寝早起きの習慣を整える。

◎便秘を予防して腸内環境を整える。


セロトニン効果

セロトニンは 術後に必要な気力 やる気を出します。

夜間 ぐっすり眠れることに繋がります。

自律神経バランスを整えることに繋がります。


医療費が高額なアメリカでは、病室のベッドが窓辺(東側)の方が 退院が2日早いというデータがあるそうです。

やはり 、朝日の効用でしょう。

私の場合、残念ながら建物自体西向き、ベッドは暗い廊下側でした。

朝日を浴びるために、東側病棟まで歩くことが、リハビリになりました。

手すりに掴まって、つま先立ちしながら朝日を浴びることで明るい気持ちになれました。

自己暗示とも言えますが、根拠ある行動であると信じていました。

入院時のベッドは、許されるなら、東側を希望されることをお勧め致します。




ここまで読んで頂き、感謝致します。

体力の許す限り、少しでも術前準備が整っていれば、

術後、身体を動かすことへの不安は、軽減されると思います。

どれか1つでも、ご参考になればと思います。

健やかな社会復帰を願って!



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